こんにちは。私大職員おにへいです。
母が加入していた冠婚葬祭の互助会を以前解約しました。
今日は当時のお話を少し。
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互助会とは
互助会は、いずれやってくる結婚式や、お葬式などに備えて、会費を積み立てていくシステムです。
わずかな月々の掛金を一定期間払うことにより、経済的に「結婚式」「お葬式」などを行うことができます。互助会ドットコム より引用
だ、そうです。私はいままでそんなサービス知りませんでした。
積み立てた掛け金+会員割引により一度に大きな出費を伴う冠婚葬祭時の負担を低減しますよ、というコンセプトです。
まぁ、ありがちといえばありがちです。
入会した経緯
加入したのは10年ほど前です。
私の中学時代の同級生(友人というほどでもない)の親からしつこく勧誘されて、断るのが面倒だし、”自分の葬式や子供の結婚式で使えるなら無駄にはならないだろう”と考え加入したようです。
当時私はもう大学生でしたから、中学時代の同級生の親だからといって気を遣うことなんて、今更ないと思うんですけどね。。。
入会したのは
毎月3,000円を120回、合計360,000円を積み立てるコースです。
120回、つまり10年コースです。
入会して以来9年半ぶりに電話がくる
当時の積立額は342,000円でした。積み立ては114回ですからあと少しで満期です。
※満期だからと言って、元本が返ってくるわけではないですけど
そんなある日、互助会から電話がありました。
入会して以来完全に音沙汰無しでしたが、実に9年半ぶりに電話がきたそうです。
ちなみに、勧誘された中学時代の同級生親とは違う人からです。おばさんAとします。
内容は
「そろそろ積立が満期になるので、今後のことについて一度ご相談したい」
とのことでした。
次の契約をとる気満々って感じですし、超久しぶりに連絡してきてこれかよ、とすこし不信感を持ちました。
しかし、お人よしで断れない性格かつ優柔不断のTHE日本人的な母はまんまと訪問のアポをとりつけられてしまったのでした。
本当に互助会が必要か考える
互助会に加入していると、結婚式や葬式を、提携している施設において会員価格で執り行うことができます。
A式場やB式場、A斎場やB斎場など、結構多くの施設と提携しています。
で、これって本当に必要なんでしょうか。
私は独身なので、これから結婚する可能性はありますが、提携施設で式を挙げる保証などありません。むしろ可能性としては低いと思います。
だからといってパートナーに互助会入ってるからこの施設の中から式場選んで、なんてほざいたら、ぶん殴られるかもしれません。
親が亡くなった時の葬式で使うなら有りだと思うのですが、互助会が提携している斎場は割と豪華な施設が多く、所謂小さな葬儀には向かないように思えます。
親も私も葬式なんて家族・親戚ぐらいの内内で行えればいいという考えですから、メリットはあまりなさそうです。
割と大規模な葬儀をお望みの人でしたら、まぁメリットはあるような気もします。
結論、互助会は不要。今すぐ解約。
解約の電話をかける(休日)
早速ホームページに記載されている番号に電話してみました。土曜日です。
私「解約したいんですけど、解約手数料教えてください。なぜか家に約款がないので」
担当者A「解約などの手続きについては、担当部署が休日は閉室しているので、平日10時~16時にお電話いただけますか」
・・・平日は仕事してるんですけど
私「では、解約手数料だけ教えてください。契約番号はわかるので」
担当者A「申し訳ございませんが、部署が違うのでわかりかねます」
・・・嘘つけ
私「では今度おばさんAという人が訪問してくるのですが、キャンセルしてください。予定が入ったので」
担当者A「そちらも平日にお電話いただき、その旨お伝え願えますか」
・・・逆にこの電話番号は何なら対応してくれるんでしょうか
不信感、さらに高まる。
解約の電話をかける(平日)
リベンジです。お昼休みに電話をかけました。
私「おばさんAのアポ、キャンセルでお願いします。家族で話し合って解約することにしたので、書類を送ってもらえますか?」
担当者B「契約者ご本人様ですか?」
私「息子です。母は仕事中で受付の時間帯に電話できないので」
担当者B「ご本人様にお話をさせていただかないと書類は送れません」
私「署名・捺印は本人がもちろんするので説明も同封してくれれば大丈夫です」
担当者B「ご本人に話をしないとできません」
私「この時間帯だと電話できないのですが」
担当者B「受付は16時までですが、こちらからかける分には18時くらいになっても大丈夫ですので、お電話つながる時間はありませんか?」
・・・なら受付時間伸ばして下さい
私「時間が確約できないので、とりあえず解約手数料と手続きの流れだけでも教えてください」
担当者B「そちらも担当からご本人様にお話しする形になります。こちらは受付ですので対応できかねます」
私「そうしましたら、時間を作らせて後日、本人から電話するようにします」
担当者B「契約状況の確認と書類を準備に時間がかかるので、3日後以降にお電話いただけますか」
・・・いやいや、時間かかりすぎでしょ。契約の管理を紙ベースでやってるわけでもあるまいし。
不信感、ますます高まる。
母から解約の電話をかける
なかなか解約できません。一度で済まない上に平日しばりというハードモードです。
今の時代、本人が電話しないと何にも前に進まないようです。母が死んだり、認知症になったらどうしましょう。。。
めげずに、今度は母から電話しました。
母「解約したいので、解約手続き書類を郵送して下さい」
担当者C「解約については、こちらの担当者がお伺いして、直接ご説明差し上げてからの手続きとなります」
・・・不信感、猛烈に高まる。
・・・遠方に引っ越した場合はどうするんでしょうか。今、平壌にいますので明日説明に来てください、国交ありませんけど、とか言ってみたい。。。
母「電話で説明していただければ結構なんですけど」
担当者C「申し訳ございません、そういう決まりになっておりますので」
~少し粘るも成果なし~
母「では、今週のこの時間に来てください。ちなみに、解約手数料を教えてください」
担当者C「では、おばさんBを派遣します。解約手数料は47,300円になります」
・・・積立額は342,000円ですから13.8%の解約手数料です。かなり高いです。でもこのくらいは想定していたので、しょうがありません。
母「契約時の約款が手元ないので、約款も当日頂けますか」
担当者C「おばさんBに申し伝えます」
なんか面倒になってきます。こうやって諦めさせる手口でしょうか。
正直、少し悪質な気がします。一応大手なのに、こんな対応するものか、と驚いてしまいました。
おばさんB、来訪
ようやく解約の時が来ました。
おばさんB、来訪です。
おばさんB「某互助会のBです。解約しちゃうの?本当に?」
・・・いきなりタメぐち。
不信感、頂点
母「なかなか使う機会がないので」
~おばさんBのセールストーク 約10分(タメぐち)~
~母、なんとか耐える~
おばさんB「では解約の手続きに入ります。解約手数料は24,540円になり、振込手数料が324円ですので、払戻金は積立金342,000円からこれらを差し引いた317,136円になります」
・・・解約手数料が電話で聞いた額と違う
母「解約手数料は47,300円と伺っていたのですが」
おばさんB「約款が以前変わって、解約手数料が安くなったの。あら、聞いていない?(タメぐち)」
・・・もうなにがなんだか。手数料は7.2%ほどですか。
~書類に記入・捺印をし、無事解約手続きは完了~
母「あの契約時の約款いただけますか。お願いしていたのですが」
おばさんB「なにそれ、聞いていないわ(タメぐち)。」
・・・やっぱりね。
母「では、後で郵送いただけますか」
おばさんB「わかった、後で郵送するね(タメぐち)」
なにはともあれ、無事に317,136円が後日振り込まれていました。
めでたし。めでたし。
エピローグ:おばさんB、再訪
約款を後日郵送する約束をし、おばさんBが辞去した5分後
おばさんB再訪。
おばさんB「ごめん。約款車の中にあったわ。めんごめんごww」
ぶん殴ってやりたかったです。
まとめ
・互助会は私の家族には必要ない
・互助会はなかなか解約できない
・解約手数料は7.2%だった
・営業のおばさんがタメぐち
・色々と不誠実な対応をされてストレスで寿命が1年分ぐらい削られた
結構イライラしたため、メモをつくっていたことから、かなり正確なエピソードです。
以上。