こんばんは。私大職員おにへいです。
意外かもしれませんが、野立てで太陽光発電をしてても、電気代はかかります。
夜間のパワコンの待機電力です。今日はこの電気代を削減するために頑張った結果をご報告します。
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定額電灯契約とは
私の発電所はパワコン5.5kW×4台の構成となっていますが、デフォルトの契約は定額電灯契約となります。
これは街灯などに適用される契約でして、小型電力なので、いちいち計測するのも面倒やけん、機器1台あたり定額で金とるよっつーやつです。
ちなみに50VA以下の小型機器は1台あたり234円82銭です。
2019年7月の料金を見てみましょう。
需要家料金(基本料金):54円00銭
電灯料金:939円28銭(小型機器4台分)
燃料費調整額:-53円9銭
再エネ発電賦課金:136円
合計1,075円
パワコンの待機電力なんてほぼ0kWだと思うんですけど、高いんです。
毎月約1,000円です。FITは20年続きますから
1,000円×12ヵ月×20年=240,000円もかかります。
ちりも積もれば、です。
従量電灯に変えるべし
と、いうことで従量電灯に変えましょう。
従量電灯とは、一般の家庭での契約と同じで、使った量だけ支払う契約です。
使用量を測定する必要があるから、メーターが必要なんですね。
街灯なんかにいちいちメーターつけてたらお金がかかってしょうがないから、定額電灯という契約ができたんでしょうか??
でも太陽光は売電してるので、売電量を測定するため、メーターがついています。
しかも、最近はスマートメーターですね。じゃあ従量電灯にできんだろ、ということで太陽光の施工業者に連絡して、契約を変更するよう依頼しました。
今、メールを見返したところ2019年の4月末に依頼しています。
ちなみに契約変更となったのは2019年8月分からです。
おっそ!!
業者か東電、どっちの怠慢か知りませんが、どんだけ時間かかるんでしょうか。謎。
従量電灯に変えるためには?
従量電灯に変えるためには、一定以上の負荷が必要です。
東電に確認したところ400VA以上の負荷が必要とのこと。
太陽光のパワコンの夜間待機電力 25VA×4台=100VA
・・・あと300VA必要です。
と、いうことでコンセントを増設して、電動草刈りを使うんじゃッ!、というストーリーにしました。
https://item.rakuten.co.jp/rcmdse/7s-qt6020-10m/?s-id=bk_pc_item_list_name_n
楽天市場で探してみました。2019年9月2日現在売り切れになっていますが。
この商品(品番:QT6020-10M)は消費電力が250Wですが、最大消費電流が3Aです。
Wは電力、VAは皮相電力を表します。
皮相電力×力率=電力となります。電気工事士で勉強しましたよね?
皮相電力VA=3A×100V=300VAです。
消費電力が250Wということは力率が83%ということでしょう。
パワコン100VA+電動草刈機300VA=400VAで条件達成です。
駄目押しで使用している遠隔監視装置も追加しておきましょう。
私が使っているSolar remonは消費電力4.5Wです。力率100%として4.5VA。
合計して404.5VAです。
これで東電に連絡するよう、業者に指示しました。
東電から連絡が来る
3か月後ぐらいに、東電から電話が来ました。
東電「太陽光の契約変更申請がありましたので、現地確認をしたいのですが」
おにへい「平日は東京で社蓄やっているので、土日でお願いします」
東電「土日は緊急対応のみとなっているので、平日でお願いできないでしょうか」
おいへい「社蓄やっているので無理です。勝手に見ていただいて結構です。何を現地で確認するんですか?」
東電「今回の契約変更に伴い追加されたコンセントおよびコンセント用のブレーカー、使用する電動草刈機を確認させていただきます」
おにへい「分電盤はタキゲンの鍵で空くので勝手に見てください。フェンスの暗証番号は○○です。草刈機は使う時だけ持っていくので、現地には置いていません」
東電「かしこまりました。草刈機の確認は結構ですので、分電盤を確認させていただきます。」
おいへい「よろしくお願いしまーす」
と、言った感じで勝手に見てもらいました。
現地確認しないなら、草刈機買わなくてもいいんじゃないですかね??
まぁ送料無料で3,190円だったら買ってもいいですけど。
無事、従量電灯Aに変更される
2019年8月分から無事従量電灯Aに変更されてました。
使用量:0kWh ⇐やっぱり!
最低料金:231円55銭
燃料費調整額:-10円96銭
再エネ発電賦課金:23円
口座振替割引:-54円
合計:189円
と、いうことで1,075円が189円になりました。1/5以下ですね。
そもそも0kWhで毎月1,000円もとるのがおかしい。暴利。
毎月800円の削減として、
800円×12ヵ月×20年=192,000円の削減になります。
一回変更してしまえば、後はなにもしないでOKですし、契約変更、お勧めです。
ちなみに、従量電灯Bに変更してLOOP電気(新電力)に変更するともっと安くなるそうです。
私はこれで満足ですが。
以上、皆様もお試しあれ。
ごきげんよう。
コメント
私も月に3000円もかかっています。
同じ方法を考えてました。
情報ありがとうございます。
>ゆうき様
コメントありがとうございます。
手続きが結構面倒ですが、一回変更してしまえば20年間固定費の低減が期待できますのでお勧めです。
是非チャレンジしてみてください。
ちなみにコンセントへの分岐方法ですが、どこからにされましたか。
関西電力ではパワコンから(ブレーカー付けての)分岐でOKでしたが、
四国電力では主幹ブレーカーの2次側から分岐してくれと申しております。
電気消費的にはどちらも同じだと思うのですが。
(漏電したらパワコンが巻き添えを食らう位はあるか)
さすがにブレーカー内コンセントはアウトなのですね。(考えてましたが)
ゆうき様
コメントありがとうございます。コンセントはブレーカーの二次側から分岐しました。
東電からは特に指摘がありませんでしたので、参考になればと思います。
はじめまして
私もほとんど0のはずのパワコン待機電力に「定額電灯」料金が取られることに疑問に思ってました。 設備販売業者は意外とこういうことに無頓着ですね(この業者は自分でも設備を保有していますが…)。
当方は約50kwの設備で、定額電灯料金は2,000円強ですね。ただ、関西電力は太陽光設備を目のカタキにしているようなところがあって難癖をつけられるかもしれませんが、やってみます。
定額電灯とは別の話ですが、整定値を指定しておきながら、電圧上昇が頻繁に起こり(ひどいときは連日のように)、この対応も威圧的なものでした。
tab-kan様
コメントありがとうございます。
面倒かもしれませんが、契約変更できれば固定費が今後ずっと削減できますので、
是非チャレンジしていただければと思います。
電圧上昇の件は関電に改めて相談してみてはいかがでしょうか。整定値を調整すれば解消するような
気がするのですが。
はじめまして。大変参考になりました。
私は東電管轄なのですがこの変更って東電に依頼すればいいのですか?
工事とかあるようなので・・・
5万くらいで業者代行があるようですが変更にいくらくらいかかりましたか?
blue様
コメントありがとうございます。
契約変更は東電に、工事は電気工事業者に依頼してください。
400VA以上使うことを証明するため、専用コンセントを設置する必要があります。
私は太陽光設置業者に請負契約時に追加で設置するよう元々依頼していたのでサービスで
無料にて実施していただきました。
子アンペアとコンセントの材料費は数千円でしょうが、電工一人分の人工がかかるので
数万円が一般的だと思います。
点検の時などに一緒にお願いできれば、安くできるのではないでしょうか。
現在 静岡県浜松市にある株式会社セーフティーという会社が『カットくん』という商品を販売していて、(本体代+工事代+電力会社申請費+出張費全てコミコミで税込66,000円)発電所の定額電灯契約が従量電灯契約に変更され、月に2000数百円の請求が500数十円に減額できました。
DMでその存在を知りましたが、全てお任せで一連の事が済みましたのでとても助かってます。
>社会の落ちこぼれ さん
コメントありがとうございます、全部お任せで良い、というのはなかなか魅力的ですね。
こういったサービスがもう少し広まり、電力会社側も対応を改めることを望みます。