近頃は仕事が楽そう・給料が高そうというイメージから私大職員の人気はかなり高まっているようです。
採用倍率が100倍を超すことも珍しくない私大職員の採用事情について、今日はお話しします。
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各私立大学の採用数について
2016年度の新卒採用実績は以下の通りです。
法人名と大学名は必ずしも一致しませんが、わかりやすいので、全て大学名で表示します。
※学校法人 立教学院が設置する大学が立教大学など
早稲田大学:10名
慶應義塾大学:23名
明治大学:13名
青山学院大学:7名
立教大学:4名
中央大学:12名
法政大学:12名
日本大学:16名
東洋大学:11名
駒澤大学:不明
専修大学:7名
上智大学:5名
学習院大学:7名
東京理科大学:7名
でした。
各大学採用数がそもそも少ないため、採用倍率も高くなるようです。
ちなみに立教大学は応募者が774名、採用倍率としては193倍でした。
4/774とは、一体どんなスーパーマンなんだよと思いますが、774人のうち、そこそこ優秀そうな人間50名ぐらいに絞り込めば、あとはサイコロでも降って決めればいいんでしょう。
出身大学じゃなくても採用される?
各大学のHPには全て、出身大学は問わないとの記載がありますし、当然どの大学にも他大出身の職員が大勢います。
ただ、私の大学の場合、新卒だと自大出身者が7割以上を占めていると思います。
面接の場でも自大出身者のほうが、志望理由も話しやすいでしょうし、情報も得やすいため、これは当然の結果だと思います。
そもそも採用が数人~10数人ですから、自大出身者のみでそこそこ優秀な人材を賄えてしまうんでしょう。私大が自大出身者を多くとるのは保守的だとか閉鎖的だとかいう理由が要因ではなく、採用人数が少ないことが理由なのではないかと思います。
最近は中途採用もかなり増えている気がしますが、この場合あまり出身大学は重視されていない印象を受けます。これも当然といえば当然ですが。
従って、新卒で出身大学以外の私立大学を目指す方は、出身大学の応募者よりもぶっちぎりで優秀であることを面接官にアピールする必要があります。
健闘を祈ります。
以上、私大職員の採用事情でした。