こんばんは。私大職員おにへいです。
米国債(ゼロクーポン債)を購入してみたでご紹介した通り、最近米国債を購入しました。
ゼロクーポン債という利息がつかない代わりに額面よりかなり安く購入できる米国債です。
残存期間約28年・額面1万米ドル分を約4,400米ドルで購入しました。
28年後に1万米ドルを受け取れる権利を4,400米ドルで購入したわけです。
米国の長期金利の上昇により債券の金利も結構魅力的になってきました。
さて、今日は大学職員がいくら楽だといってもなんだかんだ仕事はしんどいことからアーリーリタイヤを夢見る私が米国債投資が年金受給までの繋ぎになり得るか検討してみました。
まあ、獲らぬ狸のなんちゃら、ですが。
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年金支給額はどのくらい?
厚生労働省年金局によると、平成28年度の厚生年金の平均月額は約148,000円です。
年間にすると1,776,000円の年金をもらえるわけです。
私はそろそろ30歳になりますので、35年後(もっと先になりそう?)の話です。
受給時期も受給額も将来どうなるかわかりませんが、現在の条件で考えてみます。
米国債(既発債)の満期を考える
野村證券で購入可能な米国債のゼロクーポン債の残存期間は最長で27年~28年程度です。30年ものの米国債ですが、既発債ですので、30年以下になります。
27年とか28年だとキリが悪いので、25年で考えてみましょう。
当然、満期まで持っている前提で考えます。
毎年額面1万米ドル分の米国債を10年間購入する場合、残存期間25年ですから、25年後から毎年1万米ドル受け取ることができます。
つまり、三十路の私は55歳から64歳までの10年間、毎年1万米ドルを受け取ることになります。
1ドル110円とすると10年間毎年110万円受け取れます。税金無視していますが。。。
25年後は私の予想だともう少し円安に進んでいるはずなので(願望)、円建てではもっと受け取れる可能性があります。
円高になっていたら逆もしかり、ですが。。。
厚生年金の年間1,776,000円には及びませんが、繋ぎとしては十分な額だと思います。
積立NISAの出口戦略を考える
積立NISAは2018年から2037年まで毎年40万円拠出でき、かつ20年間非課税で運用できます。
つまり開始年の2018年に拠出した40万円は2037年まで、最終年の2037年に拠出した40万円は2056年まで非課税で運用できるわけです。
年利3%で20年間複利で運用すると40万円は70万円くらいになります。
もしその通り運用でき、非課税期間の最終年に売却すると、2037年から2056年の間、毎年70万円受け取れます。こちらは非課税ですから税金は無視です。
ということは49歳から68歳までの20年間、毎年70万円です。
米国債と積立NISAを合わせると?
(1)米国債
55歳~64歳:110万円/年
(2)積立NISA
49歳~68歳:70万円/年
ですから、まとめると
(ア)49歳~54歳:70万円/年
(イ)55歳~64歳:180万円/年
(ウ)65歳~68歳:70万円/年
となります。
厚生年金支給までの(ア)、(イ)期間にこれだけもらえれば大分助かるでしょう。アーリーリタイアの退職金を充填すればきっと大丈夫。
でも、アーリーリタイヤすると、厚生年金の受給額、減りますね。。。
悩ましい。。。