私大職員の年収について(1)

この記事では、最近何かと話題になっている私大職員の年収について取り上げます。

公表されたデータに基づく記事は他でも既に紹介されているようですので、今回は私自身(首都圏私大職員)の年収をご紹介します。

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私大職員の年収は本当に高いのか

私大職員の年収については、ネット上などで高すぎるなどの批判をもらうことが多いようです。

私大職員の給与水準は、当然、各大学の財務状況などにより、まちまちであることが前提になりますが、所謂有名大学に限って言うと、業務量の割には高給の部類に入ると思います。

以下、私の2016年の年収を記しますが、前提条件は

・首都圏の有名私大勤務
・2017年4月現在、入職7年目=2016年の年収は入職5年目1月~6年目12月まで
・大卒、新卒で入職
・役職はなし

となります。

そんな私の2016年、年収は

約620万円でした。

これは源泉徴収票でいうと、支払金額にあたります。

そこから各種控除などを受けますので、手取り金額はさらに下がります。

また、残業時間は年間240時間(月平均20時間)程度でした。

ちなみに、サービス残業はありません。

年収については、残業の多寡によって大きく変動します。

どの組織も同じでしょうが、部署によって残業時間は全く異なります。

私の部署の残業時間は大学内で言えば、平均ぐらいでしょうか。

残業がほとんどない部署もあれば、深夜まで残っている部署まであります。

いかがでしょうか。

私の出身大学の同期(他業種)などでは、もちろんこれ以上に稼いでいる人は大勢いますが、月20時間程度の残業でこれだけの給与をいただけるのは、かなり恵まれていると私は思っています。

ちなみに、まだ4月ですのでわかりませんが、2017年の年収は700万円ぐらいになると思います。これは昇給分と残業が増える見込みによるものです。

先に述べました通り、私大の給与は大学ごとにまちまちですから、気になる方は各大学の採用HPで中途採用募集要項等を確認してください。

何歳におけるモデル給与が記載している大学もありますので、その情報は信頼してもいいでしょう。

私大職員の年収について(2) に続きます。