米国ETFを購入するための米ドル取得方法について

外貨建てMMFの税金についてにて以前記載したことなのですが、

私は今まで米国ETFを購入するための米ドル取得を米ドルMMFの積立によって行っていました。

2016年からの税制変更により、MMFの譲渡益が課税対象となったため、扱いづらくなったことから、米ドルの取得方法を変更できないか、検討しました。

ざっと思いつくのは以下の方法です。

(1)証券会社での為替取引

(2)MMFの購入

(3)FXで現引

(4)外貨積立

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(0)為替スプレッドとは?

(1)~(4)の取引を比較するにあたって、まず為替スプレッドを説明します。

為替スプレッドとは外貨の買値と売値の差を言います。

要するに手数料と考えてください。

よく見かけるFXのレートは手数料分を乗っけたレートを表示しているわけです。

1ドル買付:101円

1ドル売却:100円

の場合スプレッドは1円になります。

10,000ドルを購入して、直後に10,000ドルを売却した場合を考えましょう。

買付レートは101円ですから

101円*10,000ドル=1,010,000円必要になります。

買付したドルを売却して円に戻す際は

売却レートが100円ですので

10,000ドル*100円=1,000,000円が手元に残ります。

10,000円損していますね。

スプレッド*通貨取引量分が手数料として徴収されているわけです。

つまり、スプレッドが小さい(=狭い)ほど、手数料が安いわけで、我々に有利であるということです。

証券会社や銀行などの表記ですと、スプレッドではなく、買付時の為替コスト、売却時の為替コストを表記しているようです。

こちらは住信SBIネット銀行の記載ですが、為替コストは15銭ですが、スプレッドは30銭になっていますよね。

ちゃんと比較するために、全てスプレッドに換算します。

(1)証券会社での為替取引

私はSBI証券を使っています。

SBI証券における2017年5月現在の円⇒米ドルの為替スプレッドは1ドルあたり50銭(片道25銭)です。

買付単位は10米ドル以上 0.01米ドル単位です。

証券会社の外貨建商品取引口座に直接反映されるので、手続きとしてはシンプルですが、

・スプレッドが大きい(広い)

・積立ができない

ことから、米国ETFを初めて購入する際などは活用できますが、継続的に購入する場合は別の手法をとったほうがいい気がします。

(2)MMFの購入

SBI証券において、円建てでMMFを購入するケースを想定します。

MMFの買付手数料は0円ですが、スプレッドは1ドルあたり50銭(片道25銭)です。

買付単位は5,000円以上1円単位になります。

毎月5,000円から積立ができることに加えて、現在年率0.7%程度の分配金が支払われます。

ただし、米国ETFを購入する際はMMFを売却し、外貨で受取るという手間が発生します。

この際売却手数料はかかりませんし、外貨受取であることから為替手数料もかかりません。

ただし、売却損益は株や投資信託と損益通算されます。

売却時に為替が円安に振れていた場合は、為替差益が発生しますので、課税されてしまいます。

逆に為替が円高に振れていた場合は、為替差損が発生しますので、税金が還付される場合があります。

売買するタイミングによっては支払われる分配金以上に課税されてしまうことも考えられますので、この点は注意が必要です。

スプレッドも広いですね。

(3)FXで現引

私はFXはやっていないので、調べた範囲での話になってしまいます。

FX口座で米ドルを買付し、その米ドルを証券口座に移す(=現引)ことで米国ETFを購入する方法です。現引手数料は無料です。

SBI FXαでは米ドル/円のスプレッドは0.5銭ですので格安です。

ただし、取引単位が1万米ドルからですので、私のような弱小投資家には向かないような気がします。
※ミニFXは1,000米ドルから取引可能ですが、現引対象外です。
SBI証券HP  外国為替保証金取引(FX)において、現引きは可能ですか? 参照

※積立FXで買付した米ドルも現引き対象外です。
SBI証券HP 積立FXで買付した外貨を現引きすることはできますか? 参照

積立ができない、最低取引単位が高額すぎるというデメリットがありますが、スプレッドの狭さは魅力的です。

将来、積立FXで買付した分を現引きできるようになたりしたら、間違いなく私は利用するでしょう。

(4)外貨積立

住信SBIネット銀行で外貨積み立てをし、SBI証券に外貨出金するケースを想定します。

スプレッドは30銭(片道15銭)で出金手数料は無料です。

2017年8月より外貨積み立て,通常の買付・売却ともに為替コストが4銭となりました。スプレッドは8銭となります。

住信SBIネット銀行の米ドル為替コストが1ドル当たり4銭に引き下げ

積立は毎日・毎週・毎月から選べるのも魅力的です。

FXと比べるとスプレッドは広いですが、(1)、(2)よりは狭いです。

色々悩みましたが、

(1)は積立ができず、スプレッドも広いのでNG

(2)は積立はできるが、売却時の税金を考えるのが面倒かつスプレッドが広いのでNG

(3)はスプレッドは狭いが、積立ができず、最低取引単位が高額なのでNG

ということで、当面は(4)外貨積立に毎日2,000円(土日を除く)、月約40,000円ずつ入れていこうと思います。

取引額が大きくなって来たら(3)FXも検討するでしょう。